交流集会
令和6年度 交流集会については以下の日程で開催されます
研修№ | 事 業 名 | 開 催 日 | 開催について | その他 |
---|---|---|---|---|
79 | 病院、施設・在宅看護師合同交流集会 | 7月13日(土) | 終了 | |
75 | 新人看護職員の交流集会 | 7月30日(火) | 終了 | |
76 | 専任教員と臨地実習指導者の交流集会 | 8月2日(金) | 終了 | |
84 | 医療安全管理者交流集会 | 9月19日(木) | 申込終了 | |
78 | 看護業務に関する交流集会 | 9月21日(土) | 申込終了 | |
77 | 病院看護師交流集会 | 10月19日(土) | 申込終了 | |
85 | 災害支援ナース交流集会 | 10月23日(水) | 申込終了 | |
80 | 保健師交流集会 | 11月9日(土) | ||
86 | 医療安全推進週間事業 | 11月21日(木) | 申込終了 | |
81 | 准看護師交流集会 | 11月28日(木) | ||
82 | 助産師交流集会 | 11月30日(土) | ||
83 | 施設・在宅看護師交流集会 | 12月7日(土) |
※要項・プログラムをご確認のうえお申し込みください。
令和5年度 交流集会等開催実施報告
保健師・助産師交流集会
令和5年12月23日(土)に福島県看護会館みらいにおいて「保健師・助産師交流集会」が『福島県の母子支援の連携を強化する ~看護職が地域で全ての母子に切れ目のない支援を届けるために~』をテーマに開催されました。参加者は42名でした。内容は『子ども家庭庁設置による母子支援の変化』について武蔵野大学 看護学部 地域・在宅領域 教授 中板育美先生よりご講演いただき、2施設の助産師、保健師から『『切れ目のない母子支援の現場から』について、病院と行政の立場からの実践報告を受けました。
講演の内容に関しては、事例を用いて説明していただけたことで具体的でわかりやすく、専門職として求められる役割と、これからの母子支援には福祉との連携が重要であることが共通認識できたことは大きな成果でとなりました。アンケート結果に「行政や病院など情報交換できる場が欲しい」という意見もあったことから、職能委員会として今後も情報交換できる場を設けていくことの重要性を再認識することができました。
【企画・運営】
保健師職能委員会
助産師職能委員会
助産師交流集会
令和5年12月2日(土)に福島県看護会館みらいにおいて「助産師交流集会」が開催され、参加者は19名でした。最初に「分娩期のフィジカルアセスメント~分娩が進まない時の開業助産師の技を学ぶ~」をテーマに、山本助産院 院長 山本 詩子先生から講義と演習がありました。主な実技解説は『内診のコツ(痛くない内診技術・児頭回旋の確認方法)不正実侵入の対処法』などについて、模型を使いながら実施されました。後半は、『院何助産開設の取り組み』について、2施設の助産師から実践報告を受け、グループワークを実施しました。講演では順調に進まない分娩は必ず理由があること、実技では不正軸侵入時の対処方法や発露からの分娩介助の技術演習を行いました。介助時に焦らずに自然な回旋を待つ、なんでもかんでも待つのではなく判断しなくてはならないと実感できました。協働やマンパワーの問題など各施設でハードルがありますが、今自分たちがやっていることが院内助産であるという認識を持ち、すこしずつでもできることから始めていく必要があることがわかりました。
【企画・運営】助産師職能委員会
施設・在宅看護師交流集会
令和5年11月4日(土)に福島県看護会館みらいにおいて「施設・在宅看護師交流集会~施設・在宅看護師と施設・在宅で働く多職種~」が開催されました。「我慢してませんか?ハラスメントの現状を理解し自分を守ろう」をテーマに北須磨訪問看護リハビリステーションセンター 所長 藤田 愛先生からご講演いただきました。参加者は、看護職のほか介護福祉士、生活相談員等51名でした。
講演の合間にワーク・演習を挟むことで、出席者が自分の事としてハラスメントを考えられる構成になっていました。アンケートからも、「わかりやすかった」「自分の固定概念が覆された」「些細なハラスメントは我慢と思っていた」等々の感想がありました。患者や利用者からのハラスメントは仕方のない事で、私たちは医療従事者だから我慢しなければならない、と言う固定概念にとらわれていたことに気づいた参加者は多かったと思われます。ハラスメントに対する意識改革の大きな一歩になった交流集会となりました。
【企画・運営】施設・在宅看護師職能委員会
准看護師交流集会
令和5年10月21日(土)に福島県看護会館みらいにおいて「准看護師交流集会」が開催されました。参加者は17名でした。
「生き生きと働くためのコミュニケーションスキルの実践」をテーマに、医療創生大学 看護学部看護学科 精神看護学 准教授 野崎裕之先生から講演と演習がありました。参加者からは、「コミュニケーションの大切さを再認識した」「楽しく学ぶ機会となった」「有意義な時間となった」「他病院の貴重な話を聞くことができ、共感できた」「明日から頑張ろうと思った」などの声がありました。講演は場面を交え実践に活かせる内容で全体的に分かりやすく、グループ演習では、自ら考えるコミュニケーションを再確認しました。グループワークも有意義に行われ、学んだことを活かせそうと答えた参加者が94%であり、研修後に現場の実践に結び付けられる内容となりました。
【企画・運営】業務委員会
保健師・助産師・看護師合同交流集会
令和5年10月14日(土)に福島県看護会館みらいにおいて「保健師・助産師・看護師合同交流集会」が『看護職と多職種が協力して医療的ケア児の在宅移行を進めるために~「医療的ケア児の在宅移行に関するガイドライン」の活用の現状と課題~』をテーマに開催されました。参加者は看護職のほかにソ-シャルワーカー、理学療法士等の多職種も含め41名でした。
最初に、福島県こども未来局児童家庭課 谷津久美先生から「福島県における医療的ケア児の動向について」、福島県医療的ケア児支援センター 鈴木里美先生から「医療的ケア児支援センター事業について」ご講演いただき、後半は「NICU看護師の立場から」について福島県立医科大学付属病院 内田寛子さん、「医療機関ソーシャルワーカーの立場から」についていわき市医療センター メディカルソーシャルワーカー 鈴木彰子さんから報告をいただきました。今回の交流集会では多職種が参加し、NICUでの退院支援、現在の医療的ケア児の状況やその家族の思い、市町村の状況、それぞれの職種の業務内容・活動報告・思いなどを知ることができました。コーディネーター・医療ソーシャルワーカーなどが関わることで、保護者の仕事復帰や地元の保育園入園ができたなどの好事例の報告もあり、今後も医療的ケア児やその家族が安心・安全・安楽に生活できるような支援施策が必要であると感じました。医療的ケア児がスムーズに在宅移行でき、その後も医療的ケア児・家族が不安なく地域で生活できるよう支援していくために、今後も多職種が集まり情報交換・共有できる場を設けていきたいと思います。
【企画・運営】
保健師職能委員会
助産師職能委員会
病院看護師職能委員会
施設・在宅看護師職能委員会
病院看護師交流集会
令和5年9月30日(土)に福島県看護会館みらいにおいて「病院看護師交流集会」が開催され、参加者は73名でした。
有隣病院 高橋信江看護部長兼入退院支援センター副センター長より、「地域包括病棟における主任の役割、スタッフ教育 ~顔の見える関係づくりについて~」、寿泉堂綜合病院 佐藤弘子患者支援部入退院支援室係長より「退院支援看護師の立場から病棟看護師に求められるもの」についてご講演いただきました。
後半は「退院支援教育に向けた主任の役割を考えよう」をテーマにワークシートを用いてグループワークを行いました。
参加者からは「先生方の講演は大変わかりやすく、他職種とどのように協働していけばいいかヒントになりためになった」「他施設との意見交換ができ、同じことで悩んだり、よい取り組みがあったので共有や参考になる意見があった」等、前向きな意見が聞かれました。これらの結果をふまえ、今回の交流会については目的が果たせたました。
【企画・運営】病院看護師職能委員会
看護業務に関する交流集会
令和5年9月16日(土)に福島県看護会館みらいにおいて「看護業務に関する交流集会」が「看護チームにおける看護師・准看護師及び看護補助者とのタスク・シフト/シェアの推進」をテーマに開催されました。参加者は46名でした。
最初に日本看護協会 常任理事 田母神 裕美先生から『看護チームにおける看護師、准看護師、看護補助者の業務のあり方に関するガイドライン及び活用ガイド」「看護の専門性の発揮に資するタスク・シフト/シェアに関するガイドライン及び活用ガイド」のポイント及び取り組みについて』ご講演をいただきました。その後2施設から施設の取り組みについて報告とグループワークを実施しました。アンケート結果では「タスク、シフト/シェアについて理解できた」「これからの課題が明確になった」「他施設の情報を共有できた。同じ悩みがあることがわかった」等の声があり、今後の活動に役立つ交流集会となりました。
【企画・運営】業務委員会
保健師交流集会
令和5年8月19日(土)に福島県看護会館みらいにおいて「保健師交流集会」が開催されました。参加者は13名でした。
「明日への活動に生かそう~個と集団の健康をそっと後押しする方法~」について、福島県立医科大学 医学部 衛生学・予防医学講座 日高 友郎先生からご講演いただきました。後半は「あれはナッジ理論だったかも・・・明日に生かせるナッジ理論」をテーマにグループワークを行いました。参加者からは「普段の生活においてナッジ理論が巧みに使われていることを知り、看護師保健師活動において利用できそうと思った」「ナッジを整理、分類する為の視点と複数の実例を学ぶことで無意識にナッジ理論を使用していることに気づいた」「様々な立場からの意見を聞く事で、今抱いていた疑問や考えが自分だけではないと感じることができた」等の声が聞かれ、参加者のモチベーションアップ、明日への活動に生かせる研修となりました。
【企画・運営】保健師職能委員会
病院、施設・在宅看護師交流集会
令和5年7月22日(土)に福島県看護会館みらいにて「病院、施設・在宅看護師合同交流集会」が開催されました。参加者は72名でした。
「~患者さん・利用者さんの思いに寄り添い支えるために、私たちがつながろう〜」をテーマに一般社団法人MYwells地域ケア工房代表 神谷 浩平先生からご講演いただきました。 患者、医療従事者、観察者役の3人一組でのロールプレイイングや2人1組のトレーニング等たくさんの演習もありました。アンケートでは、「具体的でわかりやすかった」「患者さんに実践できる」「患者との話し合いの流れが難しいと思っていたが、話し合いの手引きがあるとすぐに役立てる」などの声がありました。参加者がそれぞれ真剣に取り組んだ様子が伺え、講演内容については、「役立つ・大いに役立つ」が98.4%と好評であり、実践に活かせる交流集会となりました。
【企画・運営】
病院看護師職能委員会
施設・在宅看護師職能委員会
令和4年度 集会・交流会等開催実施報告
高齢者施設で働く看護管理者交流会
令和4年11月19日(土)に福島県看護会館みらいにおいて「高齢者施設に勤務する看護管理者交流会」が開催され、参加者は8名でした。
公立大学法人福島県立医科大学看護学部 佐藤 博子先生より、「コンピテンシーモデルを活用した看護管理」~看護管理に必要な能力を理解する~についてご講演いただきました。後半は佐藤先生が司会となりグループワークを行いメンバー間で評価水準に照らし合わせ評価検討する流れを確認しました。出席者に合わせて佐藤先生が臨機応変に進行を調整して下さり、信念について、しっかり話し合え、出席者全員の深い学びにつながる充実した内容となりました。参加者は、普段あまり意識しない「信念」という言葉が、実は身近なものであった事と案外日ごろから「信念」に則った行動ができていたことが再認識でき、新たな発見につながり、自信も深まった様子でした。
【企画・運営】
施設・在宅看護師職能委員会
医療安全推進週間事業
令和4年11月18日(金)に福島県看護会館みらいにおいて「医療安全推進週間事業」がオンラインで開催され、参加者は54名でした。
「静脈血栓症の予防及び発生時の対応について」太田綜合病院付属太田熱海病院長 丹治雅博先生にご講演いただきました。後半は「静脈血栓症の予防及び発生時の対応に関連する現状把握と課題抽出」をテーマにブレイクアウトルームを用いてグループワークを行いました。
ご講演では予防対策のマニュアル作成についてのアドバイス、具体的な症例ビデオの紹介等があり、今後の活動につながる内容で「マニュアル作成が目標ではなく、いかに運用するかが重要となる」と先生からのメッセージに改めてチーム医療の重要性を再認識することができました。グループワークでは、各グループで活発な意見交換が行われました。同じ目標意識を持ってグループワークに取り組むことができた結果であり、各施設での今後の業務改善につながる研修内容となり目標は概ね達成できたと考えられます。
研修の様子
【企画・運営】医療安全推進委員会
新人助産師交流会
令和4年11月9日(水)に福島県看護会館みらいにおいて「新人助産師交流会」が開催され、参加者は19名でした。
講演は、「助産師実践能力習熟段階(クリニカルラダー)」「キャリアデザインについて」でした。参加者からはこれまで自分自身のキャリアプランについて考えたことがなかったが、考えるきっかけとなったという方が多くいました。グループワークは「助産師としての私。理想に向かって」がテーマでした。コロナ禍でファシリテーター2名が欠席となりましたが、各グループにアドバイザーの先輩助産師と助産師職能委員がはいり、活発な意見交換が行われました。
アンケートには、他の病院の新人助産師達と悩みの共有ができたり、自身の勤務病院以外の新人育成方法を知ることや、自分だけが悩んでいるわけでないことを知ることができたとの声がありました。新人同士で語り合うことで、今後の活動意欲につながった交流会となりました。
講演・グループワーク
【企画・運営】助産師職能委員会
医療安全管理者交流会
令和4年9月28日(水)に福島県看護会館みらいにおいて「医療安全管理者交流会」が開催されました。 参加者は75名でした。
「医療事故再発防止に関する取り組みについて」武蔵野赤十字病院医療安全推進センター 医療安全推進室 医療安全管理者 杢代 馨香先生からご講演をいただきました。
参加者からは「具体的事例が多く、自分の施設と比較して考えることができた。分かりやすい内容であった。再発防止に関する取り組みについて知ることができた」などの声が聞かれました。グループワークでは「規模が同じ施設と交流でき、共感できる部分も多く勉強になった。同じような課題に対して具体的な話が出来たので生かせそう。管理者として活動していくやる気が高まった」など規模ごとに分けた対面交流による良い効果がアンケートの意見にあり、参加者のモチベーションアップに繋がったようです。
講演・グループワーク
【企画・運営】医療安全推進委員会